日本人のルーツ【体験談編③】
日本人のルーツ【体験談編②】において書いたが、私は「同和」や「在日」というワードに学生時代出会ったことがなかった。
しかし、ある意味近いワードに予備校生時代に出会っている。
今回はその予備校生時代に体験したことから「日本人のルーツ」に近付いてみたいと思います。
とある予備校の現代文講師
私は当時有名であった、とある予備校に高校卒業後通っていた。
いわゆる『予備校』には、今思えば実に多種多様で自己主張の強い講師達がいたものである(^^; いわゆる右や左、どちらかというと左なのかなぁw まぁ、教育現場とはそのような人種の坩堝(るつぼ)なのでしょう(^^;
そこで、現代文の講師がある日驚愕の発言をするのである。
『ここにはいるはずだ。部落出身者。君たちは国立大学を受けても無駄だよ。戸籍を元に、君たちは弾かれる。行く末は金融機関にも勤めることが出来ないよ。』と。
私はその言葉を聞いて、ショックを覚えた。なぜなら私の田舎では、田舎のことを私の両親は『部落』と言っていたからだ。
部落差別
実はこの現代文講師は、関東地方の千葉県の上にある県に「部落集落」があること、そして明治維新の際にそれに反抗した勢力があったこと、加えて「部落」として戸籍上
日本人でありながら、決して同じ戸籍表記ではない
という理由で以上のことを授業に関係なく話始めた。
私はこの時いた約100名近い予備校の教室で、何とも言えない雰囲気が生じたことを今でも覚えている。
事件
私はどちらかと言うと、このいつも奇妙なことを言い出して実際の授業から脱線するこの講師を好きで、授業が終わるとよく講師室に出向いて質問するある意味私も『奇妙な』タイプであったw
で、ある日、いつものように講師室に出向くと事件が起こった。
その現代文講師の席に、ある生徒(今思えば恐らく右系の誰かw)がナイフを突き立てて予備校スタッフに取り抑えられる事件が起こるのである。
まだ18才の私には理解出来なかったが、今にして思えば当然の出来事にも思える。なぜならその現代文講師のその日の授業の大半は『皇室批判』だったのだからw
つまり、現代文講師はレフトウィングだったってことですね(^^;
私は右や左やと、特に考えず中立でありたいですが、特にその日の講師は左過ぎた(^^;
それはさておき、その後私はこの現代文講師が言うことなどに関することは一切理解出来ぬまま成長し、社会人、まぁ銀行員になるのですが、「同和」や「在日」と同様、銀行員として「部落」というキーワードについて知る事件に出会うのである。
赤字登録の抹消
私が銀行に勤めていてしばらくして、「戸籍法」上、非常に大きな変革が行われた。
それは
戸籍上の「赤字」抹消
実は、私はこの時に現代文講師が授業中に語っていた「部落」というキーワードを思い出すのである。
なぜなら、彼はこう言ったのだ。
戸籍(深くいえば本籍を含めた戸籍謄本)に「赤字」が記載されている人は国立大学にも金融機関にも行けないよ
と。
この出来事は、私の予備校時代の淡い記憶を鮮明に呼び起こす。なぜなら『赤字』というキーワードは非常に記憶に残った。と同時に「部落」と「同和」、「在日」などの問題に私なりの疑問を生み出さざるを得なくなるのである。
とにかく、この世の中とは不条理である。しかし、その不条理で苦しむ人々を利用して何らかの「利益」を生もうとする連中がいる。
ここは非常に重要なのでもう一度言います。
不条理で苦しむ人々を利用して何らかの「利益」を生もうとする連中がいる。
私はこのような複雑な問題を自分の中で整理するのに非常に多くの時間を必要とした。
ですので、私はこのブログを通して、簡潔に、解りやすく『全ての問題』を話していきたい。